面白い話 試験編

齋藤健一のテスト対策

面白い話 物理基礎問題

問い1

 

 坂の斜面を、50キロの荷物を上方向に向かって佐川急便の配達員が配達するとすると、物量は重力の作用を受けるが、この時、どうやって配達するのが最も効率が良いか、次の中から答えよ。

 

 

(1)自転車

(2)徒歩

(3)ロッククライミング

(4)自動車

(5)ドローン

 

 

 

※回答時間1分

 

 

 

 

答え

 

 坂の斜面と言っても、並の坂ではなく、傾斜角89度の坂であり、ほぼ垂直の崖であった。

 

 よって、いくらランドクルーザー級の車であっても、この坂を上るのは不可能である。また、徒歩も、足裏に余程強力な粘着質の物質を付けていない限りは不可能である。自転車もまた、不可能である。

 

 ドローンは、まだ本格的に佐川急便ではドローンでの配達は未導入なので、現実的ではない。現場の一作業員の裁量でドローンを使用することは不可能である。

 

 よって、正解は(3)のロッククライミングである。

 

 

 

問い2

 

 では、上記の続きの問題である。体重が45キロの佐川急便の配達員と、体重が70キロの佐川急便の配達員と、体重が100キロの佐川急便の配達員がいる。さて、上記の荷物を崖の上の家まで配達することが可能な人物は、果たしてどの人物であろうか?

 

 

※回答時間2分

 

 

 

 

 

答え

 

 まず、体重が45キロの配達員では、自身よりも重たい荷物を背負うことになるので、重力の作用に負けて転落することになる。次に、体重が70キロの配達員でも、自身の体重に比して荷物の重量(50kg)が重た過ぎる為に、現実的ではない。

 

 しかし、体重100キロの配達員では、逆に自身の重さ(100kg)と荷物の重さ(50kg)を合算した重さでは、あまりにも重過ぎてしまい、掴んだ岩が重みに耐えられずに崩れてしまい、これもまた転落死の危険性があり、無理である。

 

 よって、崖の上の家まで配達可能な人物は、傾斜の緩い普通の道を車で上って行った別の配達員ということになる。

 

 

 

 

問い3

 

 さて、今まで述べてきた家に無事に荷物を配達し終えた配達員が、車での帰り道に、ガス欠になってしまった。しかし、まだまだ本日の配達先は沢山残っている。この作業員は、この時、どうするのが最も合理的な対処だろうか?次の内から、最も適切だと思われるものを選びなさい。

 

(1)車を押して配達先を回る

(2)JAFを呼ぶ

(3)近くのガソリンスタンドを探す

(4)諦めて何もしない

 

 

※回答時間1分

 

 

 

 

答え

 

 ガス欠と言っても、車のガソリン欠如ではない。この人は喫煙者で、持っていたライターがガス欠しただけであった。なので、給油の為に奔走する必要は全くない。ガソリンは今日一日給油しなくても充分行ける量は入っていた。

 

 よって、正解は、(4)が正解である。喫煙者とはいえ、別にヘビースモーカーではないので、次の休憩の時にコンビニでライターを買うまでにタバコを吸えなくとも、特にこの人の場合は問題はない。それよりも、配達を急ぐ必要があるからである。